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アジアン雑貨店の仕入れ珍道中を大公開♪

ファンキーブッダ(旧:石敢當)のこだわりの逸品は、 100%が旅好き店長自らによる現地買付・直輸入。 太陽が元気に照りつける中、 足の裏にタコを作って捜し求めたすべてのものには、 その時々の思い入れや苦労話がいっぱい詰まっています。 そんなエピソードをちょっぴりオスソワケしちゃいます!

『世界に足跡残そう計画、始まり始まり!』



 僕の世界への旅は、大学の卒業旅行から始まった。

 あれから●年・・・

 仲のいい友達と初めていった海外がタイだった。どっぷりハマッて、
 その後立て続けにアメリカはLA、ラスベガス、カナダのバンクーバー
 そして2度目の卒業旅行にオーストラリア、社会人になってからは、
 まとまった休暇がもらえるとベトナムやカンボジア、インドネシアなど行ったっけ。

 どこの国でもカルチャーショックがすごく、新鮮そのもので、僕に旅の魅力を教えてくれました。


 そこで、こんな雑貨屋を始めちゃったんですが、これが大変!

 『えっ、なんで!?』

 てな感じ。朝から晩まで市場を歩きまくり夜は伝票整理と仕事一色。
 観光しながら買い付けを、といった甘い蜜はいづこへか(笑)。
 そう、現実は甘くはなかったんです。

 『波乱万丈・七転八倒の旅』

 しかし、こんな仕入れ旅でも多くの発見や出会いがあったりと楽しく
 またお店に来たお客さんが喜んでくれたりするのを見ると、お店を始めてよかったなぁ
 なんて思ったりもします。


 こんな僕のハッピー(死語?)を、
 旅好きなあなたや雑貨屋を目指しているそんなあなたに、
 少しでもお伝え出来たらいいな。


アジアン雑貨店バイヤーの戦場


■貧乏旅行していたときには、格安航空券を必至で取って、目的地まで遠回りでも
  なんのその!ってな感じでしたが、仕事で海外へ行くとなると、やはり時間が大切。

  仕入れ期間中は、お店も閉めているのでその期間は収入がありません。
  だから、時間をお金で買うんだけど、やはり貧乏性は簡単には直りません・・・(笑)

  今回もいつも通り【マイルを貯める】ために、JALでタイのバンコクへと向かいました。


  がここで、もうひとトラブル!


  『あいにく本日は満席になっております』

  『えっ、うそ!?』

  どういうことだ?予約は1ヶ月以上も前に入れたはずだ。
  慣れてきて、いつもより30分遅く家を出たのが凶と出たか?


  と思いきや、秘奥義-泣き落としの効果が効いた!
  何とか席の調整が出来て、一路バンコクへ。朝からヤバイヤバイ。


  初日は、宿の確保と両替をしてお終い。カオサンロードという安宿街の近くの常宿に
  チェックインし、屋台で大好きなカオパッタイを食べて早々に寝ました。
  だって、日本と時差が2時間あるから眠くて仕方が無いんですもん。
  カオサンは土地代が上昇したらしく、ホテル代からご飯代まで値上がりしていました。
  それでも他に比べたら、安いんだけどね。


  次の日は、バイヤーの戦場チャトチャックマーケットへ。
  チャトチャックマーケットとは、ウィークエンドマーケットとも呼ばれ、最近ではガイド
  ブックにも載るくらいなところで、観光名所!?でもあります。

  とはいえ、ここは世界中からあらゆるものを求めてバイヤーが集まる聖地みたいな
  ところで、バイヤー同士が『我こそ先に!』といった戦場でもあります。

  その日も相変わらず、人・ヒト・ひとで熱気ムンムン。
  しかし、僕も負けじと掘り出し物を探しまくり、お気に入りを何とかゲット!

  ここでのポイントは、買ったものはたくさん購入したお店に集めて保管してもらい、
  次から次へと回ること。ここのマーケットは品揃え豊富でとにかく安いんですが、
  残念なことに土日の2日間しかやってないんです。

  だからのんびりやってたら、いいものを他の人に取られてしまう上に、
  ミスしちゃうと、さらに1週間待たなければいけないという、短期決戦型の僕ら
  小さな雑貨屋バイヤーにとっては、命取りに!


  この2日間はまさに戦場。
  命からがらなんとか仕入れを終えたら、タクシーやトゥクトゥクで宿に帰還。
  もう慣れっこですが、『またまたたくさん買ってきたな、カッカッカッ(笑)』と、
  宿の従業員やお客さんに笑われながら、部屋まで運びました。(笑)


  疲れた疲れた!ふぅ~。
  そんなこんなで、行きつけのタイマッサージ屋で、チビッと贅沢に1.5時間コースを
  お願いして極楽気分を味わいましたとさ。

少女の生き神様『クマリ』との出会い


 ■タイのバンコクを昼過ぎに出発するロイヤルネパール航空で、一路ネパールの首都
  カトマンズへ。小さな飛行機がガタガタと不安のなか飛び立ち、今までで一番質素な
  機内サービスを受けて、ちょっぴりショックを受けている間に着陸態勢に入りました。

  山々に囲まれた空港に降りるため、なんか不時着するのではないかと思われる
  ほどの角度で、小さな飛行機は頭を下げて突っ込んで行きます。

  乗客はみな真剣です(多分パイロットも!?)。


  なんとか無事に着陸したときには、どこからともなく拍手が・・・(笑)


  カトマンズの空港で、入国ビザを申告するのに1時間以上並び、やっと自分の番が
  回ってきた。何度通っても入国&出国のときの、あの嫌な雰囲気は苦手なんだよね。

  いやいや、葉っぱなんて持ってないですよ!
  別に悪いこともしてる訳じゃないんだけど・・・(笑)

  日本で車をゆっくり運転しているときに、後ろにパトカーが、ってな感じといったら、
  分かってもらえるかな?


  で、30ドルのビザ代に、50ドル札を出すと、なにか異変が・・・!


  その頃、カンボジアのカジノで、たくさん見つかったという50ドル札の偽札事件が
  報道されたばかりでチェックが厳しく、


  『コレ、ニセモノですか?』との声が。


  すかさず大声で『ノォォォォォー!!!!!!!!!』


  『馬鹿なことぬかすな!俺みたいな正直者が持っとるわけないやんけ』
  とは言いませんが、『トンでもない!』てな感じの顔とジェスチャーを返すと、
  なんとか通してもらえました。

  その後も、そのお札は光に当てたりされて検査され、別の箱へ保管されました。

  危ない、危ない。このお金はタイで両替したもの。変なものつかまされたと、
  ヒヤヒヤものでした。
  でも、パスポートにハンコさえ貰えば用は無い、さっさっとゲートに向かう僕でした。




  仕入れをするならばタメル地区がいい、との事前情報もありましたが、
  ネパールの生き神様クマリに会いたい一心で町からは外れたダルバールスクエア
  近くのゲストハウスに宿を取りました。

  朝晩はお湯が出ません(ソーラーのため)が、タメル地区とは違い、夜9時にもなれば
  人っ子一人いなくなる静かな場所で、さらに目の前の広場では、僕の好きな骨董的な
  ものが、ボッタクリ価格で並ぶマーケットがあったりと、なにかといい所でした。

  なんといっても、クマリの館が部屋の窓から見えるロケーションは最高で、
  僕は滞在中に、2回もクマリを拝見出来ました。


  クマリとは、ネパールの生き神様のことで、お釈迦様と同じカースト(シャカ)の家柄
  から、数々の条件に合致した少女が選ばれ、初潮を向かえるまでの数年間を、
  この館で過ごします。

  ネパール中の各ダルバールスクエアに存在しますが、ここカトマンズのクマリは
  国王様にも意見が言えるという点で、一番の信仰を集めているそうです。
  しかし、クマリの館の窓から、つまらなそうに顔を覗かせた彼女は、僕にはなんか
  かわいそうに感じられ、宗教とか信仰について考える時間を与えてくれました。


  仕入れのほうは、タメル地区とアサンチョーク・インドラチョークをくまなく回り、
  気になったところで交渉、と言った感じです。が、初めて訪れたということもあって、
  これがなかなか大苦戦。かなり時間がかかってしまいました。

  というのも、店頭にある商品は埃まるけで汚く、店の奥の奥まで入って掘り出しものを
  探し出すといった感じだからです。
  そんなときは、こちらが日本のバイヤーであることを告げるとドンドン奥からいい物が
  出てきますので、一度やってみてください。

  また僕は今回、このボッタクリマーケットで果敢にも戦ってきました。
  だって他では見かけないGoodな物がいっぱいあるんですもん。
  あとは、自分の交渉の腕次第やからね。戦いに勝ったかどうかは、商品をアップして
  からのお楽しみ!



  今回のもうひとつの目玉は、やはりヒマラヤ!
  なかでも世界最高峰のチョモランマ(エベレスト)を見たいと思い、眺望で有名な
  ナガルコットという山間の村へ、ショートトリップしました。カトマンズからバスで
  2時間程で着く、標高2100mほどのところです。

  本当はナムチェバザールなどの、さらに奥に行きたかったのですが、時間がない
  のと高山病への恐れ(僕は富士山でさえ高山病でダウンしたことあり)から断念。

  ヒマラヤを一目みたいと、ナガルコットの展望塔まで早朝4時半起きで登ったりも
  しましたが、まだ雨期が明けたばかりで、雲が多く願い叶わず。

  ここは山を眺める以外は、なにもすることがないくらい静かなところで、
  僕は日がな一日ボーとしたり、ぶらぶら散歩したり、また『ノリタケコーヒーショップ』で
  ご飯を食べながら現地の人とお話ししたり(冗談でなく、1回行くと3,4時間は当たり前、
  最高5時間いました)とゆったりと過ごしました。

  ここのオーナーは、店の名前通り、お笑い界の大御所とんねるずの憲武さんそっくり
  で、一昔前の仮面ノリダーを思い出させます。
  息子はもちろん、チビノリダーそっくり!!!
  みなさんも、もし機会があったら、ぜひ訪れて欲しい場所です。


  そんなこんなでネパールでの10日間が過ぎ去り、タイへと戻りました。
  帰りの飛行機からは、なんと念願のヒマラヤがパノラマビューで見え、
  パイロットが気前よくぐるりと一周見せてくれました。ヨッ!!


  涙・涙の感動でした!


仕入れの車が炎上の危機


 ■ネパールカトマンズからタイのバンコクに到着し、そのまま北部チェンマイへ。
  夜行の長距離バスで9時間の旅。ホント仕入れ旅って大変です!

  まずはいつもの宿にチェックインし、ちょっぴり仮眠を。それから現地で暮らす中国人
  の友達と、ぶらぶら買い付けに出掛けました。
  チェンマイでは、朝に伝票整理など事務仕事をし、昼は工場回り、本番はナイト
  バザールとなるため、休む暇がありません。ご飯も食べ忘れるくらいです。


  ある日、免許取って1週間の友人の車(会社の車で彼女の練習用)で、木彫の村へ
  出掛けました。タイでは7日間自動車学校に通い、7時間車に乗ったら100B(約270円)
  で免許が取れるそうです。

  だから、タイ人の運転はデンジャラスなんかぁと一人考えながら、シートベルトがっちり
  締めて、さぁドライブです!


  なかなか軽快に飛ばしますっ!


  と何か焦げ臭いような・・・?


  運転席のメーター辺りを見ると、水温計(?)が振り切っちゃってる~!!!


  い、急いで路肩に車を止めさせ、ボンネットを開けるとシューシュー言ってます。(笑)
  なんかタイのボロイ車なので、朝、水を補充したのはいいのですが、キャップを閉め
  忘れたということでした。

  木陰に車を移動し、水を掛けたりしてオーバーヒートを直そうとしましたが、
  なんともなりません。
  こんなとき、地元のタイ人が次から次へとやってきては覗き込んで、なにやら部品を
  ガチャガチャやっていくんですが、結局『こりゃ、アカンワァ』みたいに首を振ってから
  帰って行きます。

  親切なのかなんなのか、外人に興味津々のようです。

  友達とはお互いに笑いあうしかなく、しばらく車の様子を見ていると・・・


  まさにドラマですね♪
  友人の取引先の方が近くに現れ、車の修理を依頼してくれ、さらに木彫の村まで
  僕達を運んでくれました。
  2人で顔を見合わせて『うそみたい』と笑いあいました。
  また、帰りも宿まで送っていただき、本当に助かりました。


  コップン カッ!(ありがとっ!)


  チェンマイでも波乱万丈ありましたが、みなさんのおかげでいい物が
  仕入れられました。ほんとによかった。



  その後は、仕入れた商品をさらにバスに積み込み、バンコクへ。
  バンコクでも少し買い付け、そのままカーゴ屋へ依頼。細々と変な物をいっぱい
  持ち込みましたが、さすがはプロ。次々に箱にパッキングしていきます。
  インボイスなどもサクサクと作ってくれ、やっと身軽な僕になりました。


  それからは、自分用に洋服を買ったり(なんと言っても安いし、日本では見かけない
  デザインが多いんです。)、映画を見たりしました。

  タイの映画館、日本より立派な作りで非常にリラックスできます。
  タイでは、上映前に国王様のフィルムが流され、その間は僕達旅行者も直立不動
  なんですよ。イケイケのギャル(死語?)までが頭を垂れて身動きひとつしません。
  タイの王様のすごさを実感しました。

  見た映画は『バイオハザード2』。英語放送のタイ語の字幕といった感じで、
  言葉は半分以上わからなかったけど、それ以上に迫力がありとても満足しました。



  帰りの飛行機は夜中の出発のため、それまでカオサンをぶらつき、大好きな
  オムレッツ&ライスに、タイカレーを掛けたスペシャルを食べて過ごしました。
  これで25B(約68円)、安っ!

  しかし、これでも実は値上がりしていて、将来のカオサンを心配しつつ、
  ドンムアン空港へと向かいました。



  以上、いかがでしたか?少しは今回の仕入れ旅の状況が伝わったでしょうか。
  海外ではほんとトラブルの連続ですが、少しでもいい物をと、こだわりぬいて商品を
  集めてきています。
  あと少しで商品も到着しそうですので、楽しみにしていてくださいね!


戦場に架ける橋『カンチャナブリ』


 ■今回の仕入れ旅は、タイに行って来ましたので、前編後編でお送りします。
  それでは、バンコク&近郊編の始まり始まり!


  今回の仕入れ旅でいつもと違うところ、それは空港。
  開港したばかりの中部国際空港、通称セントレア空港からの出発です。

  当店石敢當(いしがんとう)からは、時間的にも金額的にも遠くなってしまいましたが、
  やはり新しいというのは気持ちのいいものですよね。感じ的には、関空とよく似た感じ
  がしました。空港へ向かう橋を渡って、海を越えるところなんかや、臨空タウンがある
  とこなんかは、ホントそっくり。

  初めての空港ということで、使い勝手に若干違和感があったり、建物自体が横長に
  広いのでゲートによっては、かなり歩かされたりもありましたが、オシャレな買物
  スペースや飲食のスペース、なんと銭湯までありと、アメニティが充実していました。

  今回は早朝出発の早朝着だったので利用出来ませんでしたが・・・う~ん、残念!



  さて、タイのバンコクには何事もなく到着し、あのねっとりとした空気感をいつも以上に
  体感しながら、カオサン近くのいつもの常宿へ。
  この時期は一年の中でも一番暑い酷暑期で、一日に何回シャワーを浴びてもすぐに
  ベッタリとなっちゃいます。こんな中での仕入れは、まさに地獄です。

  バッグなどのかさばるけれど軽いものはまだ良いけれど、Tシャツがウン十枚に
  なったり、木彫や石彫りの置物関係なんか買ったときには、もうヘロヘロ状態に
  なっちゃいます。(笑)

  また、日本はまだ肌寒いかったのに、いきなりこの暑さでは一気に夏バテ状態に。
  僕はあまりに暑いと、ご飯が食べれない体質なんで、いつも昼飯は抜き、
  しかし海外では健康第一なんで、変わりに果物ばかり食べていました。
  おかげで、ちょっとしたダイエットにもなったかな。



  バンコクだけでも仕入れは一通り出来るのですが、田舎に行けば、少しでも安く、
  また違ったものも手に入るので、バンコク近郊まで足を伸ばしてみました。
  行き先は、ナコンラーチャシーマー(コラート)です。

  ここまで来ると、看板はタイ語のみでアルファベット表記がないし、英語を理解する
  人もかなり限られてくるため、お互いの意思疎通は電卓と笑顔になってきます。(笑)
  しかし、それだけの甲斐があっていい物がゲット出来ました。
  こんな風に、新たな土地に足を運ぶのも仕入旅の醍醐味ですよね。



  趣味を仕事に選んだとはいえ、これもやはり仕事。毎日仕事ばかりでは、物を見る
  目も鈍ってくるため、また休暇も必要というより遊びたいという誘惑にかられ、
  2日ほどのショートトリップをすることにしました。

  行き先は、有名なカンチャナブリー。映画『戦場にかける橋』のモデルにもなった場所
  です。これだけタイに行っていても、まだまだ行ったことのない場所も多く、ここはその
  ひとつです。

  が、思っていた以上にここは観光化されていて、仕入れ的には何もありませんが、
  歴史に興味のある人には、感じ入るものがあります。なかでも、JEATH戦争博物館
  は規模こそ小さいですが、建物に戦争捕虜の収容所を利用したり、遺品が展示して
  あったり、戦争やカンチャナブリー鉄道(タイからミャンマーへ続く泰緬鉄道)の工事の
  様子などが、写真や絵で表現されています。


  この戦争で、鉄道工事に狩り出された多くのアジア人が、亡くなったわけなんだけど、
  日本人がその現地に行っても寛大に受け入れられ、親切を受けることが出来るという
  のが、なんだか不思議でもあり、有り難くも有り・・・。

  僕なんかに出来ることといえば、この仕事を通じて、情けないことに仕入れのお金で
  還元したり、少しでも歴史を振り返ったりすることぐらい・・・
  ホント、考えさせられる小さな旅でした。



  そんなこんなで、前編は地獄有り、しんみり有りでしたが、
  後編は、タイ正月のソンクラーンの様子をお送りします。

  打って変わって、バンバンな感じになるかな。(笑)


タイの正月行事:水掛祭りソンクラーン


 ■さて、今回はタイの仕入れ旅の後編です。

  あれからチェンマイに僕は向かったわけですが、今回の目的は仕入れだけでなく、
  タイのお正月行事のソンクラーン(通称:水掛け祭り)を体験することです。
  このお祭りは、タイのどこでもやっているのですが、中でもチェンマイのソンクラーンが
  一番盛大だということで、この時期に照準を合わしました。

  さすがに街の中は、バンコクなどから帰省したタイ人や僕と同じような観光客で
  いっぱい。あらかじめ、チェンマイ在住の友達に宿の予約をお願いしておいたので
  大丈夫でしたが、、どこのホテルやゲストハウスもフル状態のようでした。


  ソンクラーンとは、その昔、お坊さまが新年に水で身体をしめやかに清める行事でした
  が、今では誰もが無礼講で水を掛け合うお祭りになったようです。
  もちろん観光客も同じで、ソンクラーン当日に町に到着しようものなら、バッグから財布、
  大事なパスポートまでずぶ濡れにされてしまいます。

  ソンクラーンは、暦上では13日~15日の3日間ですが、浮かれ気分のタイ人たちは、
  11日ぐらいから始めちゃっています。
  僕の常宿は、バーが立ち並ぶ地区にあり、なぜかオカマちゃんが多く集まるところに
  あるので、朝は9時から夜7時くらいまで、もうギャーギャー、ピーピーと大盛り上がり
  です。

  ガンガンの音楽に合わせて、腰をくねらせるオカマ目掛けて、水をぶっかけてやると、
  すごく嬉しそう(笑)。とてもデジカメを回せる状況ではなくて、写真がないのが残念
  なんですが、皆さんが自分で体験するときまで、お楽しみにとっておいてくださいね。
  これは、絶対自分で体験したほうが楽しいですよ。


  僕も、にわか日本代表として大型水鉄砲を購入し参戦しましたが、見事、頭の先から
  パンツまで、はたまた財布までグッショリにされちゃいました。
  しかし、この水、ほとんどが近くにある堀の川から汲んだものなので、ちょっぴり臭い!?
  かも。たまに口に入ったりもするから、お腹が弱い人はご用心くださいね。(笑)



  こんな感じで、どこに行っても昼間は水を掛けられるので、仕入れどころでは
  ありません。そこで、チェンマイよりさらに北上し、チェンライからメーサイに行き、
  そこからタイの隣国ミャンマーに入国することに。

  といっても、日帰りならば、ビザなしで簡単に入国出来ちゃう簡易入国みたいな形です。
  ここまでくれば、水は掛けられないだろうと踏んだんですが・・・見事やられました。

  ソンクラーンはタイの正月なんじゃないのか?ミャンマーのトゥクトゥクのドライバーに
  聞いても、ほとんど英語を理解しず、ただただ水を掛けられる僕を見て、微笑むだけ・・・

  仕方がないので、ずぶ濡れでマーケットを見て回り、物色していると面白いものが。
  動物の毛皮やサルの骸骨、アリクイの爪?などやばい系がいっぱい。
  けど、これらはワシントン条約に引っかかるので、買えませんけどね。



  それからチェンライまで戻り1泊し、ナイトバザールを大いに堪能してきました。
  チェンマイのナイトバザールとはちょっぴり違って、民族系のものが好きな人には
  いいかも。

  ここで初めて、日本人宿というものに1泊したんですが、久しぶりに話す日本語を
  堪能しつつ、また、こういう宿には情報ノートという、旅の情報や旅の中で考えたこと
  などが日記みたいに書かれたものがあり、かなり興味深いことが多く、また勉強にも
  なります。

  多くの人がいろいろな形で旅に出て、その旅を通していろいろと考え、
  人生を豊かにしているのが伝わってきて、良い刺激を受けました。

  旅に出ると、言葉があまりしゃべれなかったりするので、僕も自然と物を考えることが
  多くあります。今までの自分のことやこれからのこと、旅のことなど。
  ホント、いい時間を手に入れたって感じです。
  みんなも同じなんだなぁ。



  数日後、チェンマイからバンコクへ戻る日。
  いつも夜行バスに乗るんですが、ソンクラーンで席は満杯、仕方なく1日ずらして
  朝の便で戻ることに。やる気のないチケット売り場のお姉さんたちは、

  僕:バンコク行き空いてますぅ?

  姉ちゃん:フル!

  僕:どのカウンターのバスも?

  姉ちゃん:フル!


  てな感じで、気持ちの良くない応対ばかり。でいろんなカウンターを回り、
  一番気持ちよく応対してくれたお姉ちゃんのバス会社で、翌朝の便を予約しました。


  しかしその翌朝、ここでもトラブルが・・・。


  バスに乗せる荷物が常軌を逸していたため、やばい雰囲気に。
  そこで、200Bほどの賄賂をバス運ちゃんに渡して、なんとかOKを。
  ま、余分な出費だったけれど、宅配便使ったり、レンタカーをチャーターするよりは
  断然安いということで、これぐらいで済んで良かったかな(ホッ)。


  なんとかバンコクに到着すると、これまたトラブルが・・・・。


  バンコクからチェンマイへ出発する前に、バンコクで買い付けた商品を宿に預けて
  おいたのだが、その量があまりに多かったみたいで、なにやら問題が発生していた
  みたい。

  保管する場所がなくて、中2階のレストラン部分を占領してしまったみたい。

  あらら。


  ごめんなさいということで、宿を通してピックアップトラックを利用するということで、
  なんとかお咎めなしに。次回からは考えないとなぁ。


ネパールで映画鑑賞


 今回初めてネパールで映画を見てみました。
 と言ってもネパール語が分かるわけもなく、ただただ好奇心だけで観賞。

 今ネパールで大人気のアクションスターが出演する映画だったんですが
 意外と面白かったんです。何が面白かったのか?


 ネパールはインドのお隣の国。

 そう!

 インド映画の流れを汲んでいるので、勧善懲悪、歌有り、ダンスあり、
 恋愛有りの、まさに踊るマハラジャ状態。
 また観客も悪役にはブーブー、ヒーロー登場には大喝采と、おとなしく
 見ている日本と全然違い、ちょっぴりカルチャーショックでした。

 上映時間も休憩を挟んで前編後編の3時間ビッチリ楽しむことが出来ましたが
 会場内は冷房でなく大型扇風機がゴーゴー回っていて、それに負けないくらい
 の音響で、これまたちょっぴりショックでした。


 【ネパールの実情】

 仕入れで海外に行っているというと、よく羨ましがられたりするんですが、
 雑貨屋さんの実情はというと結構大変なんですよ。
 朝から晩までマーケットを歩き回り、重たい荷物を抱えて汗をかきかき、
 仕入れを終えての一杯だけが幸せ・・・てな感じです。


 これホント!(笑)


 時にはこんなことも!


 今回、ネパールでは10数年ぶりに選挙が行われるということで、
 町中がざわめき立ち、至るところに機関銃を構えた兵隊さんがいるという
 厳戒体制でした。実際、僕が滞在していたホテルの数百メートル先では
 選挙の候補者同士が小競り合いのデモを興し、一時騒然としました。
 そのとき僕は仕入れで違う場所にいたので、それを知ったのは翌日の新聞
 だったんですが、現地の友人なんかも『俺が警官だったら、絶対こいつを
 捕まえるよ』てなぐらいエキサイトしていました。


 そんなこんなで、命からがら『こだわりの逸品』をGETしてます!(やるねー!:笑)


税関との戦いよ、永遠に・・・


 皆さん、暑い日や肌寒い日があったりと変な天気が続いてますが
 お元気ですか?


 僕は仕入れ旅から戻ってきてから、新しく届いた商品を並べたり
 値段を付けたり、ホームページにアップしたり、税関に呼び出されたり・・・
 歯を食いしばって頑張ったせいか、虫歯でもないのに奥歯が痛くて
 今歯医者さんで治療中です(涙)。


 なんか僕の顔の筋肉、かなり発達しているらしく物を噛む力がすごいらしい。
 だから歯を食いしばっていたりすると、特に奥歯に負担がかかるらしく、
 ポカーンと口を開けとれって言われました(笑)

 医学上では、物を噛んだりするとき以外は、つまり普段の生活の中では
 上下の歯が付いた状態になることはないらしいですよ。
 皆さんも歯を大切に、ポカーンとしていてくださいね。


 さて、上の文章で『?』と思われた方いました?



 そう『税関からお呼び出し食らっちゃいました!』(笑)


 なんと銃刀法違反だそうです。

 実はアンティークな感じの刀剣を輸入したんですが、
 やっぱりやばかったらしいです。ハイ。
 ヤバイかなぁとは薄々思ってはいたんですが、錆サビだし、ひょっとしたら
 スルーできるかもってイチカバチカだったんですけど・・・

 で、税関へ20kgはあろうかという電動ノコギリを持参して、
 火花を散らしながら刀剣を3分割に・・・



『きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!』



 自分が悪いとはいえ、自分のお気に入りを自分の手で葬り去るのはつらい!
 ま、犯罪者になるよりはマシかとバラバラにして来ました。
 これでなんとかお咎めもなく輸入許可を頂くことが出来ました。



 こんな感じで、税関さまとは常に仲良くやってます!(笑)


アジアぞうの毛


 ゾウにも毛が生えてるって知ってました?
 遠目にみるとゾウの身体ってごわごわした皮膚があるだけみたいに
 見えるんですけど、実はかなりの剛毛なんです(笑)

 今回の仕入れ旅の息抜きにゾウトレッキングなるものに参加してきました。
 ゾウの背に付けられたイスに乗ってジャングルを巡るツアーなんですが、


 なんと!


 今回僕はこのイスじゃなくてゾウ使いのようにゾウの首?に
 跨ることに挑戦しました。


 短パンだったため、ゾウの温もりを直に感じるばかりか、
 その剛毛にチクチクされて、ちょっとビックリしました。
 たわしのような黒い毛が生えていたんです。


 またゾウさんも僕の肌と直に触れて暑かったのか、耳をパタパタして
 体温調整をしてました。
 おまえは何てかわいいの!

 僕らを乗せてくれたゾウさん、ホント頑張ってくれました。
 だから、バナナの大房にさとうきびをいっぱい上げたら喜んで食べてくれたん
 ですが、その食べることの早いこと。
 もっと欲しいと鼻を僕に伸ばして、ブフーブフーとするから
 その臭いこと!

 あんなにかわいいのに(笑)


 皆さんもタイに行くことがあったら、ぜひゾウと戯れてきてくださいね。
 夜だと、都会の街中にも出現しますから。


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