カートをみる 会員様登録・マイページ お買物方法 お問い合せ お客さまの声 サイトマップ
RSS

お買上げ金額5250円で全国送料無料

菩提樹ビーズカテゴリー 菩提樹数珠・念珠カテゴリー 菩提樹アクセサリーカテゴリー 菩提樹ビーズの委託販売

第6話-アジアン雑貨店開業日記(店舗の内装・外装編)


■第6話-アジアン雑貨店開業日記■


『アジアン雑貨店の店長やってます♪』と自己紹介すると、
「お!いいねぇ。好きなことして飯食えて、おまけに海外旅行まで・・」とよく言われます。

多分羨ましさ半分、そしてヤッカミ半分。(笑)
パッパラパーな店内ですが、本人は至って真面目に営業してるんですよ^^。

何だか訳わからん謎多き魅惑の物体に囲まれた空間の住人が遊んでるように見えちゃうのだろうか?
そこがちょっと悔しん?ですが、雑貨店という職業、某テレビニュースによると憧れの職業第3位らしい。

そこはすごくうれしー!ってことで、こんなコーナー始めました♪
生々しい体験談の始まり始まり~  by旅好き店長


「あれだけ貯めた俺のへそくりドコ行った?」
夢と希望と在庫だけは溢れんばかり。
それでも明日なき雑貨屋を目指す
愛すべきあなたへ贈ります♪




■第6話■アジアン雑貨店開業準備-店舗の内装・外装編

■さてさて、Vol-5で『自宅で雑貨店開業』を決めた僕は、その後どうしたのか。


まずは業者選びです。
前回登場の知り合いのおじさんの伝手をお願いし交渉する前に、
やはりあらかじめ自分で工事費などの相場は知っておきたいものです。
そうでないと、値切れるところとお金を掛ける部分が分からず、
プロを相手に有益な交渉が出来ないと考えたからです。

また、店を構えようという男が、昔からの馴染みとはいえ、
おじさん任せのおじさん頼りでは、なんとも情けないとも思ったからです。

そこで知り合いのおじさんはもちろん、飛び込みで建築会社や建材屋、
リフォーム業者にいろいろ聞いて、自分がやりたいことの相場や知識を学びました。

『少なく限られた資金を以下に有効に使うか』のためには、
本やネットの情報だけでなく、実際の生の情報は、必要不可欠ですもんね。

それでは、如何にして石敢當実店舗が出来上がったかをお話しいたしましょう。
僕の計画と実行は以下のとおりです。



まず店舗になる前の自宅の全容はというと・・・
自宅全体は2階立てなんですが、1階にある座敷部屋部分だけが突き出た形になっています。
つまり、2階立ての母屋と1階立ての座敷がくっついた感じといえば伝わるかな?
座敷は、ざっと12~13畳くらいでした。

で、その座敷部屋の前に小さな庭と駐車場があり、
そこに店舗部分を新築し、座敷とつなげようという計画です。
土地だけで見ると、最初はこんな小さな場所(座敷以外の部分がおよそ6m*6m)と感じてましたが、
これが実際に建物が建つと、意外や意外といった感じです。


そこで、まずは駐車場と庭部分を更地にすることから始めました。
カーポートを取り外したり、庭木や庭石を他に移動したり、
捨てるものと使い回すものを分けたりすることを、自分でシャベルとツルハシ片手に行いました。
夏場の作業でしたので、正直しんどかったけどね。
残りの大きな庭石や庭木の移動は、細かく指示を渡して業者にお願いしました。

次に自宅ならではのことです。土地に建物を建てるとなると、いろいろな書類や規制が出てくるのです。
建物の建ぺい率とか、明りはこれだけ取らなければならないとか、自分のところの土地に立てるのに、
許可や確認申請なるものが必要になってくるのです。

なくても出来ないことはないらしいのですが、
見つかると工事をストップさせられることがあったりするらしいんです。
許可や確認申請にはお金も必要になるので、無しでやろうかとも思いましたが、
万が一が起きたときに、業者や親にまで迷惑を掛けることになるため、
ここはしっかり一級建築士の方にお願いしました。

のちのち、土地家屋調査の方が来たり、固定資産などの税金にかかってきたりもするので、
後ろめたさを感じないためにも、やっておいたほうがいいかも。


下準備は揃いましたので、いよいよ工事に着工です。
といっても、正式な図面があるわけでもなく、僕の書いた素人の図面と、
イメージ画像(もちろん手書き)、そして大工の棟梁との話し合いだけで、
あとは現場で、という感じです(笑)。

まぁ、遠くの場所に立てるわけじゃなく、
なんといっても自宅の目の前に立てるわけだから出来たことですが。

また、大工さんもベテランの方ばかりですので、それだけでドンドン形にしていってくれますし、
棟梁との趣味思考が、僕と合っていたのも大きいですね。

大工さんにお願いしたのは基礎と柱、壁、屋根まででしたので、
常に話し合いでここまでやって欲しい、こうして欲しいなどといった感じで進めていきました。

つまり、あとの外壁の色塗りや窓や玄関扉の取り付け、床の色塗り、棚や看板、
エントランスなどは自分でやろうということです。

トゥクトゥクを展示している山小屋風の小屋なんかは、
基礎から床張り、屋根まで自分で仕上げました。
決して今までにそういうことを勉強したり、仕事でやっていたわけではありませんので、
時間は非常にかかりました。
脱サラしてからオープンまで11ヶ月あり、その間に仕入れや仕入れの準備、
自宅に決定するまでの過程や、その他の開店準備もありますので、
店舗作りにかけたのは・・・ざっと、6ヶ月になります。

アジアン雑貨というのは、イメージ的にも夏がもっとも売れる時期なので、
夏に向かう春にオープンしたいという考えもあり、これだけの時間をかけました。
けれど、辛いと感じたことはなく、むしろ自分の店を自分の手で思う存分作られる
楽しさでいっぱいで、アッという間でしたね。

仕入れ資金に出来るだけ回そうと、ほかにも以下のような節約をしましたので、
以下を参考にしてくださいね。


■木材などは廃材でも、削ったり磨くと新品になります。解体業者にお願いすれば、
格安で建材が手に入ります。それを使って棚や看板を作成しました。

■解体業者をさらに活用。こちらの探し物を伝えておけば、タイミングさえ良ければ、
昔の木戸や棚などもゲット出来ます。僕の場合、この方法で昔ながらの刷りガラスの木戸や、
パン屋を廃業される方から解体業者伝いに、2m*2mの枠ガラスや棚に出来そうな棚板をいただき、
当店の棚やトゥクトゥク小屋の窓枠になっています。

■ホームセンターを有効活用しました。ホームセンターは高いイメージがありますが、
実はプロもそこで備品を仕入れたりするくらいなので、使い方次第で割安になります。
また、大きなものを買えば、あとで加工する必要がありますが、その分安上がりだし、
そのホームセンターで加工してもらったりも出来ますし、持ち帰りにトラックをレンタル出来たりもします。

■なんでも交渉する場合は、その業者が大きかろうと個人であろうと、
熱い思いを語ってみてください。サラリーマンではない同じ商売の道を行く者として、
価格的にも親身になってくれるところもあります。^^
僕の場合は、例えば、外壁の塗料に青とアイボリー色が必要で、
個人の塗装業者にペンキのみを発注したのですが、アイボリーは業者が以前
他で使って余っていたものを、無料で分けていただくことが出来ました。ラッキー!


そんなこんなで、あくまでこれは『自宅で開業』の場合ですが、
しかし、テナントを借りたりした場合でも基本は同じだと思います。

大事なのは、オープンまでの時間を考えて、どこを節約してどこに投資するかだと思います。
そのためには、今まで述べてきたこと以上に、まだまだやれることがありますし、僕もやってきました。

要は、

『自分で考え、自分で判断できるか』

です。そんなに難しいことではありません。
業者に任せっきりにするのではなく、もし明日から業者が来なくて自分でやることに
なったとしても困惑しないぐらい、詳細に渡って考えや思考を巡らしておくんです。
そうすることで、自分で全てを判断できるようになります。

なんて随分偉そうに言っていますが、僕もやってしまってから間違いに気付いたりと、
ここまでに多くの失敗を繰り返してきましたが、なんとかオープン出来ましたから、
なんとかなると思いますよよ!

(出た~!なんとかなるやろ攻撃 ^^)


第7話へつづく・・・




ページトップへ