沖縄の海
先日(10月のこと)、沖縄へ出張に行ってきました。
こちらを出発するときはジャケットが必要なくらい肌寒かったんですが、
仕事とはいえ気持ちはもう常夏気分(笑)。
半袖のTシャツの上にタイ風アロハを羽織って電車に乗り込みました。
周りの皆さんはもうジャケットを着ているのに、自分だけこの格好は
だいぶ浮いてはいましたが、沖縄に着いてみるとビックリ!!
気温が28度もある汗ばむ陽気で、クーラーなしでは眠れないくらい。
しかし現地の人は、すっかり寒くなったと長袖を着ていて、
これまたビックリ!
同じ日本なのに不思議ですね。
沖縄の海、やっぱりきれいですね。
今回、竹富島の浜辺を散歩していて感じた感想です。
しかし、この美しさには悲しい事実があったんです。
食堂のオバァ(沖縄ではおばあさんのことをこう呼びます)とお話しする
機会があって聞いたんですが、この海を守るために島民の皆さんは
定期的にゴミ掃除を行っているそうです。
そのゴミの量といったら半端じゃなくて、軽トラに山盛りにして10杯以上になるとのこと。
ビックリしました。
また昔、竹富島の人が西表島から持ってきて育てたモズクも
観光客が根まで根こそぎ取っていってしまうため、今ではほとんど取れなく、
2時間海を歩いても手のひら1杯分くらいしか取れないそうです。
だから今ではスーパーで買っていると言っていました。
現在の海を見てきれいだと感動している僕でしたが、
そこには隠れた努力があり、昔はもっときれいだったという事実を知って、
さらに沖縄を見る目が変わりました。
帰りの飛行機の中で、ビギンのライブ映像を見たのですが、
『島人ぬ宝』を聞いてなにかジーンと感じるものがあったので、
いつもとは趣向を変えて、今回はこんなコラムを綴ってみました。
沖縄の人々やアジアの人々との関わりの中で、
この仕事をさせてもらえていることに、もっと誇りと感謝をしよっと!
それでは、また!