タイの正月行事:水掛祭りソンクラーン
■さて、今回はタイの仕入れ旅の後編です。
あれからチェンマイに僕は向かったわけですが、今回の目的は仕入れだけでなく、
タイのお正月行事のソンクラーン(通称:水掛け祭り)を体験することです。
このお祭りは、タイのどこでもやっているのですが、中でもチェンマイのソンクラーンが
一番盛大だということで、この時期に照準を合わしました。
さすがに街の中は、バンコクなどから帰省したタイ人や僕と同じような観光客で
いっぱい。あらかじめ、チェンマイ在住の友達に宿の予約をお願いしておいたので
大丈夫でしたが、、どこのホテルやゲストハウスもフル状態のようでした。
ソンクラーンとは、その昔、お坊さまが新年に水で身体をしめやかに清める行事でした
が、今では誰もが無礼講で水を掛け合うお祭りになったようです。
もちろん観光客も同じで、ソンクラーン当日に町に到着しようものなら、バッグから財布、
大事なパスポートまでずぶ濡れにされてしまいます。
ソンクラーンは、暦上では13日~15日の3日間ですが、浮かれ気分のタイ人たちは、
11日ぐらいから始めちゃっています。
僕の常宿は、バーが立ち並ぶ地区にあり、なぜかオカマちゃんが多く集まるところに
あるので、朝は9時から夜7時くらいまで、もうギャーギャー、ピーピーと大盛り上がり
です。
ガンガンの音楽に合わせて、腰をくねらせるオカマ目掛けて、水をぶっかけてやると、
すごく嬉しそう(笑)。とてもデジカメを回せる状況ではなくて、写真がないのが残念
なんですが、皆さんが自分で体験するときまで、お楽しみにとっておいてくださいね。
これは、絶対自分で体験したほうが楽しいですよ。
僕も、にわか日本代表として大型水鉄砲を購入し参戦しましたが、見事、頭の先から
パンツまで、はたまた財布までグッショリにされちゃいました。
しかし、この水、ほとんどが近くにある堀の川から汲んだものなので、ちょっぴり臭い!?
かも。たまに口に入ったりもするから、お腹が弱い人はご用心くださいね。(笑)
こんな感じで、どこに行っても昼間は水を掛けられるので、仕入れどころでは
ありません。そこで、チェンマイよりさらに北上し、チェンライからメーサイに行き、
そこからタイの隣国ミャンマーに入国することに。
といっても、日帰りならば、ビザなしで簡単に入国出来ちゃう簡易入国みたいな形です。
ここまでくれば、水は掛けられないだろうと踏んだんですが・・・見事やられました。
ソンクラーンはタイの正月なんじゃないのか?ミャンマーのトゥクトゥクのドライバーに
聞いても、ほとんど英語を理解しず、ただただ水を掛けられる僕を見て、微笑むだけ・・・
仕方がないので、ずぶ濡れでマーケットを見て回り、物色していると面白いものが。
動物の毛皮やサルの骸骨、アリクイの爪?などやばい系がいっぱい。
けど、これらはワシントン条約に引っかかるので、買えませんけどね。
それからチェンライまで戻り1泊し、ナイトバザールを大いに堪能してきました。
チェンマイのナイトバザールとはちょっぴり違って、民族系のものが好きな人には
いいかも。
ここで初めて、日本人宿というものに1泊したんですが、久しぶりに話す日本語を
堪能しつつ、また、こういう宿には情報ノートという、旅の情報や旅の中で考えたこと
などが日記みたいに書かれたものがあり、かなり興味深いことが多く、また勉強にも
なります。
多くの人がいろいろな形で旅に出て、その旅を通していろいろと考え、
人生を豊かにしているのが伝わってきて、良い刺激を受けました。
旅に出ると、言葉があまりしゃべれなかったりするので、僕も自然と物を考えることが
多くあります。今までの自分のことやこれからのこと、旅のことなど。
ホント、いい時間を手に入れたって感じです。
みんなも同じなんだなぁ。
数日後、チェンマイからバンコクへ戻る日。
いつも夜行バスに乗るんですが、ソンクラーンで席は満杯、仕方なく1日ずらして
朝の便で戻ることに。やる気のないチケット売り場のお姉さんたちは、
僕:バンコク行き空いてますぅ?
姉ちゃん:フル!
僕:どのカウンターのバスも?
姉ちゃん:フル!
てな感じで、気持ちの良くない応対ばかり。でいろんなカウンターを回り、
一番気持ちよく応対してくれたお姉ちゃんのバス会社で、翌朝の便を予約しました。
しかしその翌朝、ここでもトラブルが・・・。
バスに乗せる荷物が常軌を逸していたため、やばい雰囲気に。
そこで、200Bほどの賄賂をバス運ちゃんに渡して、なんとかOKを。
ま、余分な出費だったけれど、宅配便使ったり、レンタカーをチャーターするよりは
断然安いということで、これぐらいで済んで良かったかな(ホッ)。
なんとかバンコクに到着すると、これまたトラブルが・・・・。
バンコクからチェンマイへ出発する前に、バンコクで買い付けた商品を宿に預けて
おいたのだが、その量があまりに多かったみたいで、なにやら問題が発生していた
みたい。
保管する場所がなくて、中2階のレストラン部分を占領してしまったみたい。
あらら。
ごめんなさいということで、宿を通してピックアップトラックを利用するということで、
なんとかお咎めなしに。次回からは考えないとなぁ。