菩提樹とは?
一般的に菩提樹について知られていることと言えば、 お釈迦さまが、その木の下で49日間の瞑想をされたのちに、 悟り(菩提)を開かれたことから、その木を「悟りの木・菩提樹」と 呼ぶようになったということでしょうか。 もともと、その木はピッパラ樹と呼ばれていましたが、 お釈迦さまが仏教を教え、その弟子達が仏教の教えを広めようとした際に、 信仰の対象としてその木を「悟りの木・菩提樹」として広めようとしたようです。 ですが、菩提樹も植物の1つ。 仏像のように、その地域に持って行ってただ置けばよい。。。 といったようには行かず^^ 菩提樹の育つ環境が その先々の地域での気候に馴染めないということもあったようで、 本来の菩提樹に対して、その土地の気候に馴染む木が 仮の菩提樹として伝わることとなり、 その土地での菩提樹として認識されるようになって行きました。 そのため、その土地土地で菩提樹の姿形も違いがあり、 〇〇菩提樹といったように、何種類もの菩提樹が存在するようになったようです。 また、諸説ありますが。。。 悟りを開いたのはお釈迦さまだけと思われがちですが、 「過去の七佛」と呼ばれる仏陀も各々の菩提樹の下で 悟りを開かれているため、複数の菩提樹の木があるとも謂われています。 そんなところが、摩訶不思議な菩提樹ワールドの所以であり、 奥が深くて面白いところなのかなぁ^^ まぁ、お釈迦さまに言わせれば、 『大事なのは、そんなところではないぞ~!』 なんて説法されそうですねどね(笑) |